アルヴー・アールト(1989-1976)は、フィンランドが生んだ20世紀を代表する世界的な建築家、都市計画家、デザイナーです。
建築から家具、ガラス食器などの日用品のデザイン、絵画までと多岐に渡る作品を数多く残しました。
北欧の近代建築家としてもっとも影響力があった一人であり、モダニズムに相対する人間的なアプローチで知られます。
本書は、フィンランドの近代建築の巨匠、アルヴァー・アールトが手掛けた住宅のうち、
エポックメーキングとなった26例を美しいビジュアルとともに解説します。
建築設計を始めたばかりの若かりしアールトの粗削りな作品から、戦後の産業を支えた社宅の規格住宅、
実験を繰り返して、次第に温かみのある空間へと成熟してゆく住宅の様子を余すところなく伝えます。
もちろん、アールトの住宅代表作である、マイレア邸、アールト自邸なども収録しています。
目次)
1章‐The 1920s:古典主義とヴァナキュラー建築
2章‐The 1930s:機能主義から自然回帰主義へ
3章‐The 1940s:多様性をもつ規格住宅と伝統的な別荘
4章‐The 1950s: さらなる実験と改良 - アールトの成熟期
5章‐The 1960s:晩年の住宅設計 - 友人たちのための家々




